青春時代

 『青春時代』というテーマを目にして真っ先に思ったことは、銀杏BOYZじゃんの一言だったのですが、意外や意外銀杏を取り上げているサイトが一つも無かった(23:30現在)ので、僕が書くことにします。

 『青春時代』は、銀杏BOYZが2005年に同時リリースした「DOOR」「君と僕の第三次世界大戦的恋愛革命」のうちの後者の13番目に収録されている曲です。そして銀杏BOYZの前身に当たる(と言って良いか分からないけど)GOING STEADYの最後のシングル曲でもあります。ゴイステ版も銀杏版もようつべに上がっているのですがこの二つがわりと違います。ゴイステの方は、時間の無い中急ピッチで仕上げました感が出ていて、言わばメチャクチャです。どう考えても一発録りでしょうね。それに対して銀杏の方は勿論打ち込みだし、全体的に落ち着いている感じがあります。歌詞もわりと違っていて、ゴイステでは"大人が死ぬまであと25年 僕らが死ぬまであと50年"というのが銀杏では"自転車に乗って何処まで行こうか 風に揺られて何処まで行こうか"とまー、ガラリと印象が変わってくるフレーズが幾つかあります。

 どっちにもそれぞれ良さがあります。言うなればゴイステ版は青春時代の過渡期にいる中での、銀杏版は青春を過ぎ去った後での『青春時代』を歌っているのだと思います。歌詞は所々違っているとは言え同じ曲で、上手く言えないのですが、時の流れを感じさせるような深い味わいを持たせる銀杏BOYZ(及びGOING STEADY)はやはり凄いなと思うわけです。

 僕が銀杏を初めて聞いたのは確か中3でした。どっかの音楽フェスでステージ中に下半身を露出した変態バンドがいるらしい! という情報に釣られ、TSUTAYAで前述した「君と僕の第三次世界大戦的恋愛革命」を借りたのが始まりでした。思春期ですからね、転げ落ちるように銀杏にはハマりました。特に当時は初恋に溺れまくってたので最高にハマってました。冗談抜きに毎日聞いてました。その後ゴイステも聞き始めて、弾けもしないのに「さくらの唄」のバンドスコアを買ったりなんかしました。銀杏にしろゴイステにしろ、峯田の作る音楽の最大の魅力ってのは、そのピュアッピュアなところでしょうね。僕の場合はですけど「SKOOL KILL」の"僕はストーカーなんかじゃないよ その辺の奴等と一緒にしないでくれよ 僕は君が本気で好きなだけ ソフトクリームを一緒に食べたいだけ"なんてフレーズは衝撃的でした。こう、自分の心の中で絡まった糸がすっと解けたような感じで。銀杏は僕の中高時代に無くてはならないものでした。

 昔も今も青春という言葉が大嫌いなのですが、銀杏を聞いて、初恋に勝手にてんやわんやしていた時ってのが、多分僕の青春時代だったんだろうなあと今では思う次第です。

(2016/08/01)
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